「質問」で人の行動変容を起こすならば ”質問中心の研修(R)”が得意な「サクシード・マネジメント株式会社」にお任せください!

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8.成果を生み出すコミュニケーション

ある会社の役員会での話。

役員であるAさんとBさんはいつも口論(けんか)になります。

本当は仲が悪いわけではないのですが、なぜかいつも口論(けんか)になります。

A取締役:「この件については、資料通り、この方向で進めて行こうと思っております」

B取締役:「(資料を見て)全然ダメ。もっと考えろよ。根本的に方向性がずれてるよ」

A取締役:「(怒り気味に)なんで、ダメなんですか!理由が分かりません。大体いつもそうじゃないですか。私が何かやるといつもケチをつけて、、、」

B取締役:「ケチをつけるとはどういうことだ!、、、(そしてケンカが始まる)

大体いつもこのような感じなので、他の出席者は「また始まった」としらけてしまいます。

他の出席者よりもA取締役とB取締役の役職が上なので、ケンカを止めに入るわけにもいかず、いつも黙ったまま落ち着くのを待っています。非生産的な時間ばかり過ぎていきます。

こんなときは、どうしたら良いのでしょうか。上記のケースにおいては、会議資料に書いてあったことが適切なのか、または本当に根本的にずれているのかは別として、「言葉」をちょっと工夫するだけで口論は絶対に避けられるはずです。

上記のやりとりを振り返ってみましょう。

B取締役:「(省略)全然ダメ(省略)」

『全然ダメ』という言い方しかなかったのでしょうか。この言葉を発した後の展開は大体予想できますよね。B取締役さんは「A取締役の教育のため」と言いますが、その目的が相手に伝わらなければ意味がありません。

「教育のため」ならば、もっと違う言い方もできるはずです。

A取締役:「(省略)いつもケチをつけて(省略)」

B取締役のケースと同じです。『ケチをつけて』という言い方しかなかったのでしょうか。この言葉を発した後の展開は大体予想できますよね。

例えば、このようなコミュニケーション(やりとり)ができるといいですね。

A取締役:「この件については、資料通り、この方向で進めて行こうと思っております」

B取締役:「質問させて下さい。___についてはどのように考えていますか」

A取締役:「___のように考えています」

B取締役:「今回のプロジェクトの目的は___でした。その目的とあっていますか?」

A取締役:「その意味では、少しずれているかも知れません。再度検討してみます」

B取締役:「その方がより良いものになりそうですね。修正したら私に一度見せて下さい。○月○日16:30から20分ほど打合せしませんか」

ポイントはココ!
  • 感情的にならないように「冷静な」やりとりになる言葉を発しています。
  • 「質問」を通して、本人に気づかせようとしています。
  • 打合せの「具体的な日程」を自ら提案しています。教育のためには積極的にかかわっていく必要があります。
最後に
  • 「コミュニケーション(やりとり)」は、ビジネスの現場を生産的なものにするか非生産的なものにするか大きく鍵を握っています。
  • 「言葉の力」というのは大変強いものがあります。
  • オフィスクリエイトワンでは「成果を生み出すコミュニケーション」を軸にした研修も行っております。ご興味のある方は、お気軽にご相談下さい

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